地球上の哺乳類動物のオスはみんな「包茎」です。包茎でない動物はこの地球上には存在しません。にもかかわらず、人間のオス、すなわち男性、特に日本男性は、なぜこうも包茎について悩むのでしょうか。

それは明治の文明開化の嵐が吹き荒れた時代、西欧の文明、文化、習慣がすべて正しいとされた時代に、包茎であることの弊害を過大評価してしまったことにあるのです。

十戒 包茎手術の源流は、ユダヤ教の「割礼」という儀式です。ユダヤ教の神様である「ヤハウエ」と人間との契約の証しが「割礼」という儀式です。生後7日目の乳児の包皮をラビがナイフで縦に切開するという実に「野蛮な儀式」です。もともとはアフリカの一部族で行われていた奇習をユダヤ教の開祖である「十戒」で有名なモーゼが儀式として取り入れたのです。その証拠にモーゼ本人は割礼をしていません。ユダヤ教が広まるにつれ、「割礼」を受ける人間が増えるのは当然です。
キリスト教の開祖であるキリスト様もユダヤ人でしたから「割礼」を受けています。キリスト教の信者がキリスト様と同じような肉体を希望し包茎手術を受けるのも当然です。
ユダヤ教の神様と同じ神様(アッラー=ヤハウエ)を信仰しているイスラム教徒も「割礼」を受けています。世界の三大宗教であるユダヤ教・キリスト教・イスラム教の信者が「割礼」あるいは包茎手術を受けていますから、開国時代の日本人が包茎手術は先進国の習慣と思っても仕方がないことでしょう。しかし今から考えれば、包茎手術こそ野蛮な習慣だったのです。

過去の誤解が、日本人の包茎に対する「嫌悪感」を作り上げたといっても過言ではないでしょう。その誤解を利用したのが大手の包茎手術専門クリニックや美容整形外科の誇大広告です。男性週刊誌を読むと、包茎であることが大罪であるかのごとくに扱われています。「一人前の男として認められない」、「不潔極まる」、「病気の原因」、「女性に対して失礼だ」などなどです。男性の包茎に対する劣等感をさらに増長させ、包茎手術へ強く勧誘し、その結果の非常識で高額な手術費用を若者に負担させ、地獄を見させるのです。余分な包皮の手術で100万円〜400万円を請求される事件が後を絶ちません。 こんな事件が起きるのも、人間は弱く、一度思い込んでしまった「包茎」に対する「劣等感」や「嫌悪感」を消し去ることができないからです。この「心の弱さ」に付け込んだ悪徳商法の犠牲になってしまうのです。

包茎手術高度な手術と銘打って、「亀頭直下埋没法」や「バックカット法(陰茎根部手術)」なる術式が、包茎手術専門クリニックや美容整形外科で多数行われています。高度な手術=高額な手術費用という図式が成立するのです。確かに術式としては、私が行っているイラストの環状切除手術よりも多少難しく面倒な手術です。しかし、難しく面倒な術式は執刀医に精神的負担をかけるだけではなく、手術を受ける人の体=陰茎にも物理的負担をかけるのです。(詳細は下記のブログを参照して下さい)

高橋クリニックの「包茎手術の適応」は下記の通りです。
  1. 包皮口がせまく、排尿がまったくできない。
  2. 亀頭包皮炎を何回も繰返す。あるいは治らない。
  3. 亀頭を露出して自信を持った性行為を行いたい。
  4. 早漏を治したい。
  5. こころの「劣等感」を消し去り、自信を持ちたい。
  6. 亀頭の臭いが気になる。
  7. 性行為直後、毛切れで性器が傷付く。
  8. 彼女からの強い希望。
  9. 病気して入院した時に恥ずかしい。
ただし、これらの手術適応は1番目のみが積極的に手術した方が良い「絶対的適応」であって、その他は手術してもしなくてもよい「相対的適応」です。手術するかしないかは、医師の判断ではなく本人の希望だけです。

下記のブログにカテゴリー別のさまざまな問題解決のヒントが掲載されています。参考にご覧下さい。



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